2015年8月18日 (火)

ブログと、メールアドレス変更のお知らせ

長らくやってきた当ブログですが、このたび、八起堂治療院のホームページに統合することにいたしました。 

新しいブログのリンクは、以下のとおりです。 
 
 
これまでに作成した分のデータは、当分はこのまま残しておき、そのまま見られるようにしておきます。
 
また、メールアドレスもこの機会に変更することといたしました。新しいアドレスは、
 
hakkidou.tam@gmail.com です。
 
こちらも、移行期間として古いメールアドレスも当分の間、使えるようにします。
 
ご覧くださっている皆様、どうぞよろしくお願いします。
 


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2015年8月15日 (土)

照れております。

 先日来てくださったお客様が、当治療院をブログで紹介してくださいました。

設計事務所のランドマーク 所長森下のひとりごと

 過分なお褒めの言葉をいただき、恐縮するやら、照れるやら…。落ち着かなくて、思わず立ったり座ったり。


 書いていただいた「一回で治療」について。
 もちろん、なんでも一回で治そうとするわけではなく、症状の重い方には何回も通っていただくこともありますし、一ヶ月に一回くらいは通って頂くほうがいいなあ、と思う方もいらっしゃいます。
 しかし、一回で治すのを目標にしているのは、本当です。

 お客様は健康になりたくていらっしゃるのですから、治せる限り早く治すのが、私の仕事。来ていただいたからには一回ごとに全力を尽くして、治せるところまで治します。

 「癒着を取る」TAM手技療法が即効治療に向いていることもあり、実際に一回で治って帰られる方も多くいらっしゃいます。そんな方から「あれから調子がいいよ」と連絡をいただけた時は、とても嬉しいです。

 いつかは本当に、全ての人を一回で治し、再発しない治療ができるようになりたいと思っていますが、これは遠大な目標。


 森下様は、とてもお話が楽しく、説明の上手な方です。治療中にも、人生の先輩としてたくさんのご助言を頂きました。

 感謝、感謝です。

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2015年7月29日 (水)

繊維筋痛症のマッサージについて

 線維筋痛症は、全身に激しい痛みが起こる症状で、現時点では原因は不明です。痛みのために強いストレスがかかり、生活の質を落とすこともあります。
 
 先日、線維筋痛症の患者さんにマッサージを行い、痛みを軽減することが出来ましたので、その報告をしておきます。
 
 患者さんは女性で、全身に痛みがありました。「身体が固くなっているのでマッサージを受けたい」という希望でした。
 ただし、押したり揉んだりする普通のマッサージでは痛くて、受けることができないとのことでした。
 
・マッサージの方法
 
 組織を押したり揉んだりするのではなく、動きを使って脱力する方法を使用しました。
 患者さんの身体に手をあて、ごく軽く動かします。患者さんの筋肉が反応したら、筋肉の動きに逆らわず、ついてゆくようにします。中学生がよくやる手押し相撲のように、筋肉に「肩すかし」をくわせるわけです。
 力を入れようとしたところで空振りするので、繰り返し行ってゆくうちに、筋肉の緊張が減ってきました。
 
 数回の治療後は痛みが減り、大きく関節を動かすことができるようになりました。
 現在も、筋肉に負担のかかる押し・揉みは控えていますが、TAM手技療法による治療を行っています。
 
・まとめ
 
 患者さん症状にもよりますが、筋肉に圧迫を加えないマッサージを使えば、線維筋痛症の方を痛がらせることなく、痛みを軽減できるケースもあるようです。
 同業の方が、線維筋痛症の患者さんにを治療するさいの参考になれば幸いです。

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2015年7月 5日 (日)

実験・オカラで納豆はできるのか?

 納豆に含まれているビタミンKは、骨の丈夫さと関わりがあるそうです。不足すると骨粗しょう症の可能性が高まるとか。 また納豆がつくりだすナットウキナーゼには、血液を柔らかくする作用もあることから、健康に良いとされています。
 健康のために、積極的に取ることが望ましいようです。
 
 ということで、治療院らしい記述もひととおり終わったところで、本題。
 
■オカラを発酵させたら?
 
 旧日本軍では、飛行機のパイロットに納豆を食べさせていたそうです。
 繊維質の多い大豆では、腸内でガスが発生し、高空を飛んだ時に腹痛を起こす可能性があったからです。納豆では、納豆菌が食物繊維を分解しているので、ガスの発生が少なくなるとのこと。
 
 では、大豆食物繊維のかたまりであるオカラに納豆菌を働かせたらどうなるのか? 理屈から言えば、繊維が分解されて食感が変わるはず。
 
■納豆っぽくなりました
 
 オカラを電子レンジで加熱した後、少し冷まして市販の納豆を混ぜました。発酵を促進するため、保温状態の炊飯器に乗せて、6時間。
 オカラから、納豆らしい匂いがしてきました。
 
 水分が少ないせいか、糸はほとんど引きません。しかし、軽く押すだけで柔らかくまとまり、しっとりしています。食べてみると、オカラ特有のパサついた感触は無く、柔らかい食感になっていました。
 繊維質はたしかに分解されているようでした。
 
 オカラでポテトサラダのようなサラダを作るときは、マヨネーズを入れてしっとりさせますが、そうした混ぜ物なしでも良い食感でした。サラダと言うには匂いが少し気になりますが。
 
■枯草菌パワー!
 
 納豆菌を含む「枯草菌」のグループは、細菌の中でももっとも繁殖力の強い仲間だそうです。納豆菌はまだ穏やかな方で、強力なものになると、分解しすぎて豆の形が無くなってしまうとか。
 健康に良いだけではなく、興味深いですね、納豆。
 
 子供の自由研究にも面白いかもしれません。

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2015年6月11日 (木)

腰痛の治し方 ~「習慣性緊張仮説」から

 私が治療を始めた十数年前は、腰痛の患者さんが治るまでに、2,3回は治療したものです。しかし最近は、かなりの患者さんの痛みが、一回で改善するようになってきました。
 
 もちろん経験の長さもあると思うのですが、大きな理由は、腰痛の原因を「習慣性緊張」と考えるようになったことです。
 
●腰痛は「抜けない緊張」
 
 「習慣的緊張仮説」については以前も書きました。
 脳は、エネルギー消費を節約するため、筋肉のオン・オフ操作を省略する傾向がある。そのため緊張させることの多い筋肉は、緊張したままになりやすい、という仮説です。
 
 いつも前かがみでいるなど、筋肉を長く緊張させていると、緊張が習慣になり、脱力できなくなります。緊張したままの筋肉は血行が妨げられ、やがて痛みが出ます。痛むことによって緊張が進行、ますます痛むという悪いサイクルの繰り返し。それが習慣的緊張仮説による腰痛の説明です。
 
 治療は、緊張をゆるめてやること。筋肉と神経をリセットし、動きを取り戻します。
 
 この治療は、とくに慢性の腰痛によく当てはまるようですが、急性腰痛(ぎっくり腰)も緊張から出た痙攣と考え、同様の治療を行っています。
 
●治療の方法
 
 腰痛を起こしている方の腰椎は、5個の椎体と仙骨が一本の棒のように固まっています。椎体間を結んでいる筋肉が緊張しすぎて、動けないのです。
 
 そこで、鍼やマッサージで、腰周辺の筋肉を徹底的に緩めます。
 強すぎる刺激は、緊張を増す原因となるので、強い圧迫や揉捏は逆効果(ブログの「指圧は強すぎると効かない」を参照)。筋肉の隙間から組織をほどく方法を用います。
 
 ついで、掌で圧迫しながら腰椎を操作し、個々の腰椎間の緊張をゆるめ、動きを取り戻してやります。
 
 重要なのは「腰椎の柔軟性を取り戻す」こと。
 一本の棒のようになっていた腰椎~仙骨が、それぞれに動くようになれば、腰全体に弾力が出てきます。腰椎間の動きが回復する頃には、ほとんどの痛みがとれています。
 
 もちろん、仙腸関節・股関節・膝・足関節の調整も忘れません。
 
 全ての腰痛が習慣性緊張によるものではありません。
 ただ、原因についての考察を増やすと、治療の選択肢も増えます。一つの選択肢として、記憶にとどめておいて損はないでしょう。
 

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2015年5月14日 (木)

2015年5月13日 ためしてガッテン「最新ねんざ治療」

 今回の「ためしてガッテン」は、ねんざ後遺症の話でした。捻挫をきちんと治さないと、30年経ってから急に痛みや異常を起こしたりするという話でした。
 
■ねんざ後遺症を防ぐ、治療の方法
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 捻挫で一番傷を受けやすいのは、前距腓靭帯という、外くるぶしから斜め前に走る短い靭帯。これが伸びていたり、切れていたりすると、体重が足の外側にかかるようになり、軟骨が減ったり、膝や股関節が悪くなってくるということでした。
 
 つまり、前距腓靭帯をしっかり治療し、腓骨筋群でサポートすることが必要という話です。治療としては
 
①ねんざを起こしてから、痛みが引くまで2,3日
 この間は、炎症を起こしているので、腫れて痛みます。
 
②切れかけた靭帯を回復させるために、2週間程度の安静期間
 靭帯に修復材料となるコラーゲンが沈着するための時間
 
③リハビリトレーニングを四週間
 動かすことで靭帯のコラーゲンを整え、筋力を強化する。
 
 の、計一ヶ月半の治療期間が必要だということ。
 とくに、前距腓靭帯をカバーし、鍛えるために腓骨筋群という筋肉群を強化することが必要としています。
 そのトレーニングは、足の親指付け根に体重をかけて(紙やコインを置いて、目印にします)、踵を上げ下げするというものでした。
 
■余分な癒着にも注意!
 
 ねんざに後遺症があるというのは、八起堂治療院の長年の主張です。
 
 もちろん、受傷した前距腓靭帯を十分に回復させるのは大事なのですが、もう一つ付け加えたいのは、固定による関節の固さを解消する必要性。
 固定によって関節が動く範囲が狭くなっていることがあるのです。
 
 とくに多いのが、足の内くるぶし近辺の癒着。
 つま先を伸ばした時に、足先が変に内側に入って行ったり、十分に挙げることができなかったり。
 もちろん、この関節固定でも体重のかかり方が変わるので、足関節、膝関節、股関節にまで悪影響が及びます。
 
 先ほどの手順で言うと、安静の二週間が終わってからは足関節が動く範囲を広げるリハビリも十分に行って欲しいと考えます。
 
 自分で出来る方法についてはこちらを。
 「自分で足を治す、TAMストレッチ」
 
 捻挫の後、何ヶ月、何年も過ぎると、自分で柔らかくするのは難しくなることも。そんな時には、どうぞご相談下さい。

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2015年5月 8日 (金)

TAM手技療法の総合講座案内

 TAM手技療法の全体像を伝える、TAM総合講座ですが、講座編成の見直しにより、2015年12月に内容が変更になりました。
 
 総合講座という形式ではなく、より受講者の希望に沿った形の「TAM自由講座」となりました。1回2時間の形式で、希望の技術について教える講座です。
 
 希望内容は、「足」「肩」などの場所別の方法でも構いませんし、「肩こり」「腰痛」「ねんざ後遺症」などの、症状別の希望でも構いません。
 
 自由講座から受講していただいてもいいのですが、全くの初心者では感覚が掴めない可能性もありますので、先に「TAM初歩講座」の前編を受講していただいた方がいいかもしれません。
 
 詳しくは、ホームページの「TAM手技療法講習会情報」を御覧ください。

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2015年4月16日 (木)

変形性関節症治療に関する考察

 医学書で「変形性関節症」を見ると、初期段階が「関節に変形がないが、痛む状態」とあります。考えてみれば不思議な話です。なぜ、すり減っていないのに痛むのでしょうか?
 
■関節摩耗の原因は、不正荷重にあり
 
 そもそも、関節がどうして摩耗するのでしょうか?
 突発性の関節軟骨壊死(原因不明)を除けば、関節の一部だけに力がかかる、不正荷重によるものが多いのです。
 
 関節に不正荷重を与える原因は、大きく分けて2つあります。
 
 1つは、アライメントの狂いからくる、力線のズレ。例えば、足関節の歪みが変形性膝関節症の原因になるようなケースです。
 
 2つ目は、筋肉そのものの緊張。
 肩、膝などの関節は、筋肉によって支えられ、安定しています。しかし一部の筋肉が緊張していると、骨が引っ張られて関節の運動中心がズレ、関節の荷重に偏りが生まれます。
 
 八起堂治療院では、五十肩の発生原因を、このような筋力の不均衡であろうと考えて治療しています(筋肉の習慣的緊張仮説)。
 
■筋肉そのものが原因の場合
 
 偏った荷重は、周辺組織(靭帯、関節包、歪みを支える筋肉)にも負荷をかけているはず。とすれば、関節軟骨がすり減るよりも早く、神経が多く敏感な周辺組織から痛みが始まる可能性は高いでしょう。
 また、強く緊張した筋肉は、それ自体も痛みを起こします。
 初期段階の痛みは、関節軟骨よりも、こうした周辺組織によるものが多いと考えられます。
 つまり、痛みが始まった段階ではまだ摩耗が少なく、回復可能なはず。関節の不正荷重を正すことが、治療の第一歩になります。
 
■鍼灸マッサージにできること
 
 初期の変形性関節症(関節炎)では、荷重バランスをとり、緊張しすぎた筋肉を元に戻してやることで進行を止めたり、治療できることになるでしょう。患者さんの立ち姿、動き方の観察から力線の狂いを見て、修正するわけです。 それは鍼灸やマッサージの得意分野でもあります。
 
 この分野については、さらに研究してゆこうと考えています。

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2015年4月 7日 (火)

子供の体が固くなった

 4月6日のNHK「あさイチ!」で「子供の体に異変!」というテーマを扱っていました。昔に比べて、今の子供はケガをしやすくなっているというのです。
 
1.子供の関節が固くなっている

Korobu_kodomo  筋力が足りなかったり、反射神経が上手く機能しなかったり。大人のロコモティブ症候群をもじって「子供ロコモ」という用語もできはじめたといいます。
 
 とくに問題になっているのは、関節が固いこと。動く範囲が狭く、十分に曲がらないために、ケガをしてしまうとのこと。
 
 番組では、5項目のチェック項目が挙げられていました。

・手首を上下に曲げ、甲側に70度、掌側に90度曲がるか
・腕を上げた時、耳の後ろまでいくか
・床に踵をつけたまましゃがめるか
・前屈して、指先が床につくか
・片足で5秒以上立てるか
 
 一つでもできない場合は、問題があるとのことでした。
 
2.原因は生活の変化
 
 こうした変化の原因は、昔よりも身体を動かすことが減っていることだそうです。以前は、和式トイレにしゃがんだり、水道の蛇口を力を入れて動かすことが多かったので、自然に体を動かしていたとのことです。 
 
 八起堂の個人的な意見としては、コマ回しやメンコなど、力と技が必要な昔遊びが減ったことも原因ではないかと思っています。
 
 ただ、この問題は生まれつきのものではなく、単に身体を使う機会が少ないことによるもの。気づいてからでも、意識して鍛えるようにするだけで回復してゆくそうです。お手伝いでも外遊びでも、いろんな形で遊ぶ機会を増やしてやりたいものです。
 
 
3.我が家の話

 私の小学生の頃は、前屈しても指先が床につきませんでした。先ほどの基準で見ると、子供ロコモでしたね。実際、身体をよく動かすようになったのは大人になってから。小学生の頃よりも、今のほうが身体が柔らかいです。
 使う間に改善するという、実験台になったようなものですね。
 
 なお、手足の動きに左右差があったり、極端に固かったりする場合は、関節に引っかかりがあることもありますので、注意して下さい。
 
 うちの娘も幼稚園児のころ、原因はわかりませんが左右の足で可動域に差がありました。歩くときもちょっと傾いて歩いていたものです。それに気づいてから、数回の調整を経て(得意分野!)、左右均等に動くようになりました。
 
 お子様の手足の動きに左右差が有って気になるときには、ご相談下さい。

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2015年3月31日 (火)

強すぎるストレッチも効かない

 前回書いたように、強すぎる指圧は、かえって筋肉を緊張させます。
 強すぎる力は筋肉に「攻撃されている」という感覚を与え、防衛反応を起こさせるからです。
 この仕組は、ストレッチでも同じです。
 
■ストレッチが効く理由
 
 ストレッチが効くのも指圧と同じです。引っ張られて張った筋肉が「もしかして俺、緊張してるんじゃね?」と感じて信号を脳に送り、弛緩するというシステムです。ここで強く引っ張りすぎると、筋肉は防衛的に緊張して縮んでしまいます。
 やはり、少し張っているくらいの状態を長時間キープするのが効きます。
 
 子供の頃、アキレス腱伸ばしとしてやっていた、リズミカルにかかとを弾ませる方法も、その意味では逆効果です。
 
 ストレッチの効果は、緊張を緩められなくなった筋肉の感覚をリセットして、緩みやすくすること。その意味では、寝る前などに行うのがよいでしょう。
 アロンガメント・ジナミコの回で書いたとおり、運動の前に行うのは良くないようです。
 
■もう一つのストレッチ
 
 筋肉の緊張ではなく、筋膜(筋肉の表面を包んでいる膜)や、靭帯の短縮を引き伸ばすためのストレッチもあります。この場合も、強すぎる力はかけず、長い時間をかけてひっぱります。
 
 ただ、このタイプのストレッチを行うには専門知識が必要です。筋膜リリースなどを行える治療院で受けられることをおすすめします。

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2015年3月18日 (水)

指圧は、強すぎると効かない

 「強い指圧が好き」とおっしゃる方が、時々いらっしゃいます。Massage_ojisan
「強く押せば、それだけ効くはず!」
 と考えてのことなのですが、意外にも、強すぎる押しは、かえってコリを強くしてしまいます。
 
■指圧の目的は、反射
 
 そもそも、指圧はどうして効くのでしょうか?
 昔は、押すことで筋肉の中にある老廃物を押し出すのだ、と考えられていたこともありますが、筋肉はスポンジではないので…(笑)
 現代医学的には、指圧の効果の一つは、圧迫による神経の反射です。
 
 筋肉の中には、どれだけ緊張しているかをモニターする神経が通っています。いわばセンサーですね。そして緊張しすぎれば「緊張してるぞ!」という報告を脳に送るので、脳は緊張をゆるめます。
 ところが、肩こりを起こしている人の筋肉では、そのセンサーの働きが鈍くなっています。かなり緊張しているのに、緩めろという信号が出ません。
 
 そこで、指圧の登場です。押して力を加えることで筋肉のセンサーを刺激して、強く緊張しているという感覚を与えます。すると、脳はその報告に反応して緊張を緩めるのです。
 
 で、どのくらいの強さがその反射を起こすのに必要か。
 私が普段使っているのは、沈んだ指が筋肉に触れて、軽く押しこむ程度。きちんとしたポイントに当たっていれば、それだけで患者さんは軽い痛みを覚え、緊張が解けてきます。
 その反応は、指がゆっくり沈んでゆくのがわかるくらい。
 
 
■強すぎる押しは、筋肉を緊張させる
 
 先程も書いたように、押す目的は、筋肉のセンサーを反応させること。センサーが反応する以上の力は必要ありません。
 押す力が強すぎると、筋肉のセンサーは攻撃されたと感じます。すると、潰されないようにと、かえって緊張してしまうのです。
 
 それでも押しほぐそうと力を込めて揉むと、筋肉の組織を壊してしまうこともあります。
 マッサージを受けたあと、かえって痛くなる「もみ返し」は、こうした筋肉の損傷を示しています。組織を壊しているので、腫れ上がって固くなるのですね。繰り返すと、筋肉の組織がコブ状のガチガチに変化してしまい、戻らなくなることもあります。
 くれぐれも、強すぎるマッサージには注意して下さい。
 
■効くマッサージと、効かないマッサージ
 
 もちろん、軽く押して効かせるには、適切なポイントを押すことも必要です。
 意外なことですが、ポイントは固く盛り上がった部分ではなく、筋肉同士の隙間、凹んだところにあることが多いのです。なにせ、「ツボ」というくらいですから。
 ご両親などに親孝行をされるときには、ぜひ試して見て下さい。
 
 なお、このことは、店などでマッサージを受ける場合も大事です。
 固いところを直接ほぐそうと、力任せに揉んだり押したりする施術者や、強さ自慢をする施術者は上手くないと考えていいです。
 
 押すときも、押される時も、どうぞご注意を!

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2015年3月 3日 (火)

駆け込みドクター2015年3月1日の話

 駆け込みドクター2015年3月1日のテーマは、関節。変形膝関節症、腰痛、顎関節症でした。
 
■変形性膝関節症
 
 変形性膝関節症が、関節の不安定によって起こるという説が紹介されていました。足を骨折したあとで、変形性膝関節症になる話、筋力低下によって膝が不安定(O脚)になり、変形性膝関節症になるというのです。
 
 実は、変形性膝関節症の主原因は、荷重の偏りです。
 膝関節には内側と外側の関節面があり、両側に平均して体重がかかっている場合には簡単には擦り減りません。ところが、内側なり外側なりの一方だけに体重がかかると、すり減って変形します。
 予防には、体重のかかり方をいかに平均化するかが重要。
 
 番組では、足を伸ばす力を鍛えることで、予防になると提案していました。膝関節が安定して、体重のかかり方が平均化するからです。これは、現代医学の常識。
 
 
 もっとも、八起堂としては、足の歪みによる荷重の偏りも原因として主張したいですね。足底板(足の傾きを修正する中敷き)などを使う前に、足の歪みを治すことをオススメしたいです。
 
■腰痛
 
 今回の番組で出てきた目新しい主張は、骨盤の角度でした。腰が反りすぎて、骨盤の前傾が30度を越えると、腰痛になりやすいというのです。
 骨盤が前に傾いているというのは、背中の筋肉が緊張しすぎているからです。力み過ぎた筋肉が腰椎を引っ張って背中を反らせ、骨盤を前傾させているのです。 
 
 では、後ろに傾ければいいのか? というと、そうでもありません。
 腰の筋肉を緊張させるのは、むしろ骨盤が後ろに傾いた猫背の姿勢です。座っている時に猫背の人が、立ったら反りすぎているというのが、よく見られるパターン。
 前に傾いているのも、後ろに傾いているのも、腰の筋肉から見れば裏表の関係ということになりますね。
 
 腰痛に関しては、静止した姿勢を中心に考えるよりも、よく動かして柔軟に保つことのほうが重要です。一番簡単な対策は、歩くこと。そして、ちょっと元気な人ならフラフープのような、腰を大きく動かす運動を日常に取り入れるのが対策になりそうです。
 
 腰の緊張がどうしても取りにくい時は、鍼も有効。さらに手技で仙腸関節の固さをゆるめると、軽減する方が多いですよ…。
 と、我田引水したところで、終わります(笑)

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2015年2月20日 (金)

アロンガメント・ジナミコ(動かすストレッチ)について考える

 先日の、ためしてガッテン(2015年2月18日)のテーマは、アロンガメント・ジナミコ。
 私は、予告の段階でこれをずっと「アロンガメント・地味な子」と読んでたのですが、よく見たら「ナ」と「ミ」が、逆でした。よく有りますね、こういう思い込み。
 
■アロンガメント・ジナミコは、動かすストレッチ
 
 一般的な、伸ばすストレッチは、柔軟性を高めたり筋肉の血行を良くする効果がある一方、一定時間(二時間くらい)は筋力が低下するとのこと。運動直前に行った場合には成績を落とす可能性も。ケガの予防にもなりません。
 
 そこで今回番組ですすめていたのが、アロンガメント・ジナミコ。動かすストレッチです。腕を振る、足を振るなどの単純な運動を二分間ほど繰り返すことで、筋力がアップする上に柔軟性も増すというのです。 
 運動選手だけではなく、お年寄りの転倒防止や、肩こり腰痛にも効く、というのがその内容でした。
 
 詳しい内容は、ためしてガッテンの公式ページを見てもらうとして…。
 
■我田引水をしますが…
 
 番組では、筋力増加と柔軟性アップの理由について、
「筋肉を繰り返し動かすことで、筋肉を動かす神経の動きを揃え筋力を上げる」
「筋肉の温度が上がることで、柔軟性が上がる」
 と説明していました。
 
 私はそれに加えて、筋肉をゆるめる練習になっているのではないかと考えます。
 同じ運動、とくに往復運動を繰り返すことは、筋肉の緊張と弛緩(ゆるめる)の繰り返しです。腕を上げるときには、下げるための筋肉がゆるんでいなくてはなりません。下げるなら、その逆。繰り返しの運動は、筋肉をゆるめる練習になります。
 
 習慣的な緊張が身体の動きを阻害しているとすれば、ゆるめることで柔軟性が上がり、筋力が上がっても不思議ではありません。
 もちろん、痛みやコリの対策としても使えます。この原理で考えれば、続けるほど運動に熟練するので、効果が出てくるはずです。
 
■「ゆるめる」方法も、いくつもありますが…。
 
 ゆるめる練習にも幾通りかあります。筋肉の一つ一つを意識してゆるめる方法や、太極拳のようにゆっくり動かすことで、筋肉の力みを感じてゆるめる方法。力を一度入れて、抜くことでゆるめる方法もあります。
 
 アロンガメント・ジナミコの、単純な動きの繰り返しでゆるめるという方法は、自分でできる方法としては、もっとも簡単な方法ではないでしょうか。
 
 今回の番組では、重要なヒントをもらいました。

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2015年2月18日 (水)

現代人が肉を食べることの合理性

Yakiniku_family_2  前回、プロテインを飲むとダイエットになってしまうという話を書きました。
 人体の構造からいえば、欠かせないのはタンパク質だということが確認できたところで、肉について、思うところがありました。
 
■玄米菜食は、今も健康食か?
 
 昔から日本人は米をたくさん食べてきたから、それが身体に合っているのだ、という意見があります。
 確かに、昔の日本人は米と豆を中心にした菜食に少量の魚介類だけで重労働を行っていました。
 明治の始めごろ、外国人医師が「スタミナがつくだろう」と、人力車の車夫に肉を食べさせたという記録も残っています。車夫はあっという間にバテてしまい「こんなものを食べたら、身体が重くて走れない」といったそうです。
 
 それでは、今でも日本人には玄米菜食がいいのか? そう言い切るには、昔と今の生活は違いすぎるように思われます。
 
■ハムスターと回り車
 
 ペットショップで、ハムスターなどが回り車を回しているのを見たことがあるでしょう。彼らは、遊びで走っているのではありません。もちろん、ストレス解消のためでもありません。必要なタンパク質を得るために走っているのです。
 
 ネズミたちの食事は、穀類などの植物性食が中心。炭水化物が多く、タンパク質の含有量は少なめ。カロリーが足りたところで食べるのをやめると、タンパク質が不足してしまうのです。
 そこでたくさん食べて、走ることによって余分な炭水化物を消費してタンパク質を身体に蓄えるのが、ネズミの戦略です。
 
■昔の生活、今の生活
 
 昔の日本人も同じです。米中心の菜食ではタンパク質が不足しますので、必要なタンパク質が取れるまで大量に食べなくてはなりません。
 
 明治期、一人あたりの一日の米は、だいたい4合から5合とされていたようです。茶碗にして8杯から10杯分。米だけで2100~2700キロカロリーになります。実際には、それでもタンパク質が不足していたようですが…。
 
 菜食で十分なタンパク質を摂ろうとしたら、毎日3000キロカロリーを超える量の食事をしなくてはなりません。身体を動かさなくなった現代人がこの生活をすれば、確実に太り過ぎになります。我々現代人の生活には、昔の人よりも高タンパクな食事が必要だということ。
 現代人が肉を食べるのは単に贅沢ということではなく、栄養学上の根拠があったということになりますね。
 

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2015年2月12日 (木)

プロテインでダイエットしてしまった…

 先日、ロコモティブ症候群を防ぐプロテインが売られていた、という記事を書きました。実際、長生きしている人は食事から多くのタンパク質を摂取しているというデータが出ています。筋肉が増えて、足腰が弱りにくいのでしょう。

 

 で、こういう記事を書くと、やっぱり試してみたくなるんですね。

 使ったのは、オリヒロの大豆プロテイン360グラム。目についた中では一番安い品です。

  大豆タンパクなので、味の薄い黄粉のような感じで不味くはありません。牛乳に入れたり、ヨーグルトに混ぜたりします。

 主に足の筋肉がつくかを試したいので、軽いスクワットやジャンプなどのトレーニングをしました。

 

■プロテインを飲んで、感じたこと。

 

 意外なことですが、最初に感じたのは、食欲の減少でした。

 

 空腹感は血糖値が下がった時に感じるとされています。

 しかしカロリーが足りていても、各種ビタミン・ミネラルと必須アミノ酸が足りない時には、空腹感を感じるとのことです。 

 このプロテインはアミノ酸スコア(人体が必要とするアミノ酸と、どれだけ割合が一致しているかを示す指標)が高いので、アミノ酸が足りたことで満腹感が出たのでしょう。

 

 次に感じたのが、「身体が温かいな」という感覚でした。

 これには2つの理由があって、一つはタンパク質の消化吸収にはたくさんのエネルギーが使われるから(特異動的作用と呼ばれています)。もう一つは、筋肉が熱をつくりだすからです。

 

■プロテインダイエットは効くらしい

 

 さて。

 空腹感が減って、使われるエネルギーが増えると、どうなるでしょうか? 

 

 答え。

 痩せます

 

 気が付くと、ベルトの穴が一個ずれ、腹部の脂肪がペラペラになってました。やつれて見えたようで、妻に「病気?」と言われるようにまで。

 筋肉もいくらかは増えたようなのですが、どちらかというと脂肪が使われる割合が高かったようで、そちらのほうが目立ちます。

 

 調べてみると「プロテインダイエット」というすでに確立したダイエット方法があるんですね。とくに植物性プロテインを使ったダイエットは、モデルさんにも愛好者が多いとのこと(動物性は太りやすいという説も)。

 

 結果として、ロコモティブ症候群が防げるかどうかではなく、プロテインダイエットの実験をしたことになってしまいました。

 目的がずれてしまいましたが、何かの参考にはなるかもしれないので記事にしました。

 

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2015年2月 5日 (木)

東洋医学を選ぶか、現代医学を選ぶかは、治療家にとって大問題

 外国人が日本人の習慣の中で驚くことの一つが、「体を冷やすと風邪とひく」と言われていることだそうです。現代医学で考えれば、風邪とはウイルスが身体に入った状況。寒さとは関係がありません。
 
■生活に入っている、東洋医学の思想
 
 実は、体が冷えると風邪をひくというのは、東洋医学の思想です。
 東洋医学では、身体にいろんな「邪」が入ることによって病気になると考えられています。熱邪、燥邪などの邪がありますが、とくに恐れられているのは、寒邪と風邪。冷えることによって大きな病気になると考えられています。
 
 インフルエンザなどの、広い意味での風邪が、冬に流行することから、寒邪や風邪が入る、という思想が生まれたのでしょう。
 今でも中国人は、冷えることを極端に嫌い、冷たい水を飲んだり、生のものを食べなかったりします。
 
■東洋医学をどう考えるか
Chiryou_hari
 鍼灸マッサージ師にとって、東洋医学をどう考えるかというのは、結構大きな問題です。
 国家資格としての鍼灸マッサージ師は、現代医学と東洋医学の両方の治療理論を学ぶことになっているのですが、この2つの医学には一致しない部分が多いので、たいていはどちらかを選ぶことに。
 
 東洋医学の基本理論は2000年前に成立しました。その後は、理論を時代に合わせて解釈しながら、現代まで続いています。
 大元の理論は同じなのですが、時代時代の解釈が矛盾していたり、人により重視するポイントが違ったりするので、取捨選択が大変。学ぶのが簡単ではありません。数十年単位の修業が必要とさえ言われています。
 それでも東洋医学には奥深い魅力があり、情熱を持つ人は、覚悟をもってその道を選びます。
 
 現代医学による治療は、目で見て、手で触ってわかる構造にもとづいているので理解しやすいのは確か。効果が出せるようになるまでの時間も、比較的短くてすみます。 
 どちらが優れているという問題ではありません。学ぶ人間自身が情熱を燃やせるのはどちらか、という個性の問題になります。
 
 
■「気」はあると思います
 
 ちなみに、仙腸関節や足関節の調整を得意としていることからわかるように、私は現代医学側です。その一方で、東洋医学で言う「気」は、あると思っています。
 
 東洋医学では、ツボに鍼を打つことで「邪気」を抜き、治療をするのだと言います。実際、患者さんの身体に針を打った時、鍼を持つ手にビリビリした痛みが起こることがあります。もしかしたら、これが邪気なのかもしれません。
 
 これを研究していけば、東洋医学の世界に入ることができるのか?
 と考えないこともないのですが、関節・筋肉の治療が私の専門。気の治療は、専門家に任せます。

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2015年2月 2日 (月)

仙腸関節の手技療法

Photo_12  昨日(2015年2月1日)の「駆け込みドクター」は、「ナゾの痛み解明スペシャル」でした。原因の分からない痛みの原因はなにか、という話です。
 内科的な話は専門外なので、番組最後に出てきた仙腸関節の話を。 
 
■仙腸関節は、体幹の動きを作る
 
Photo_9  骨盤は、左右の「腸骨」(いわゆる腰骨)と、脊椎の下端である「仙骨」の3つの骨で出来ています。その仙骨と腸骨の間にある関節が、仙腸関節。
 
 仙腸関節の動きは、大げさに言えば羽ばたき運動です。骨盤を蝶に見立てれば、仙骨が胴体、左右の腸骨が羽根。
 両方が同時に動けば、衝撃吸収。片方が上がって、もう片方が下がれば、身体を横に曲げるときの補助になります。 
 この仙腸関節、筋力の不足や緊張、無理な動きなどで、引っかかって動きが止まってしまうことがあります。そうなると身体、とくに腰椎に負担がかかって、腰痛を始めとした痛みの原因になります。
 
■仙腸関節の治療は
 
 仙腸関節の不調の多くは、仙骨が腸骨の間で落ち込み、靭帯が張り詰めることによって起こります。
 そこで、手技で腸骨と仙骨の位置関係を調整して動きを回復させる治療を行います。
 
 ただ、この調整はかなり微妙なものです。仙腸関節は身体の深い部分にある上、正常でも動く範囲がわずか数ミリしかありません。その動きを手で感知しながら、適切な強さ・方向の操作を行わなければ、かえって悪化させることも。
 
 ここだけの話、仙腸関節の調整を学び始めた頃は、練習仲間と治療の練習をして、みんな腰痛を起こしたりしました(笑)。
 さすがに十数年の経験を積んだ今では、失敗することはありません。
 
 痛みが出て間もない頃に治療すると、仙腸関節の動きを回復するだけですぐに治ってしまうことも多いです。
 症状が出てから長い人の場合は、身体が不調に順応してしまっているので、筋肉の調整も含め、症状が落ち着くまでに何回か治療が必要になります。

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2015年1月30日 (金)

緊張性頭痛の、意外な原因

 テレビ番組「あのニュースで得する人損する人」
 2015年1月29日のテーマの一つは、頭痛でした。
 
 頭痛は大きく2つに分けられます。
 1つは、肩や首の筋肉が緊張して頭痛を起こす「緊張型頭痛」
 もう一つは、脳の血管が急速に拡張することで痛む「偏頭痛」
 原因が違うので対処法も異なります。
 
 今回の番組で一番のお得情報は、この2つの頭痛の見分け方。
 お辞儀するように頭を下げ、顔を左右に細かく振るのです。痛みが悪化するようなら偏頭痛とのこと。
 
 偏頭痛は、血管の拡張が原因ですから、身体を温めたり、マッサージすると悪化します。頭を冷やしたり、横になっておとなしくしておくことで改善します。
 緊張性頭痛は、肩こりや首のコリによるものですから、お風呂で身体を温めたり、マッサージをすると、改善します。
 以上、番組ダイジェスト。
 
■緊張性頭痛の、意外な原因
 
 私達のところにいらっしゃるのは、肩こりによる緊張性頭痛の方が多いです。もちろん、マッサージをすることによって収まります。
 
 ほとんどの場合、緊張性頭痛を起こす原因は姿勢です。とくに縫い物、書きもの、スマホなど、下を向く姿勢を長時間続けることで首の筋肉を緊張させ、頭痛を起こしている方が多いのです。
 縫い物やスマホは、できるだけ高い位置で作業をすることで、発症を防げます。書きものに関しては、傾斜机がオススメ(→ 「姿勢が良くなる傾斜デスク」 )
 
 ところで、緊張性頭痛を繰り返す方の場合には、他に調べてほしい原因が2つあります。一つは、視力。もう一つは歯です。
 
 目が疲れている方は、なぜか首前面の斜角筋が強く緊張することが多いのです。そこから頭痛を起こしがち。
 歯の方は、虫歯や歯周病の痛みで上手く噛むことができず、片方だけで噛むときに、頭の横にある咬筋が緊張して起きやすくなります。
 
 マッサージに来て下さるのは大歓迎ですが、あまりに繰り返す場合には、まずこの2つの原因を確かめると解決するかもしれません。 
 

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2015年1月28日 (水)

みんなの家庭の医学2015年1月27日 冷え性

■番組内容
 
 冷え性は、自律神経の交感神経が優位になることで血管が収縮して起こる。
 熱すぎる風呂、長すぎる風呂は、かえって交感神経を活発に働かせて、冷え性を加速させるという。
 
 気持ち良いくらいの、ぬるめの風呂に15分くらい。出る前には半身浴にして、急激な温度変化を避ける事で自律神経の負担が減り、冷え性が良くなる、としていました。
 
■感想
 
 手足の冷え性には、今回の番組のように優しく対処して副交感神経を優位にする方法のほか、スパルタ的な方法もあります。
 
 指を冷水につけると、もちろん冷えます。ところが、そのあと血管が拡張して、急速に温かくなります。これは、人間の持つ恒常性の作用。人体は一定の温度を保とうとするので、一度冷えたところを温めようと血管が拡張するのです。
 
 こうした方法を利用していたのが、江戸っ子。風呂を出る前に、冷水を浴びることで、湯冷めを防いでいたそうです。もっとも、この水かぶりは、血圧に悪影響があるのでおすすめしませんが…。
 
 現代の我々に良い方法としては、風呂を出る前に、手足の先にだけ冷水をかける方法があります。
「冷えるんじゃないの?」
 と思うかもしれませんが、冷たいのは一瞬。すぐに血管が拡張して、温まってきます。これを続けていると、手足の血管が開きやすくなって、冷え性が治るといいますので、試してみてはいかがでしょうか?

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2015年1月27日 (火)

主治医が見つかる診療所2015年1月26日 免疫力を上げる!

■テーマ 免疫力を上げる
 
 番組のポイントは3つ。
 
①唾液を出して、ドライマウスを防ぐ
 → よく噛む。アゴの裏側の唾液腺をマッサージする
 
②身体を温める
 → 身体を温めるものを飲食する。下半身の筋肉を鍛えるスクワット
 
③笑う
 → ラフターヨガ(笑うヨガ)。日常で、理由はなくても笑う習慣をつける。
 
■感想
 
 ドライマウスは、中年以降、悩まされますね(実は私も少し…)。
 確かに、噛む回数を増やすと、唾液が増えるのが実感できますね。
 
 なお、噛む回数を増やすには、固いものやガムを食べることのほか、首のマッサージをおすすめしたいです。というのは、首の前側の筋肉は、噛むときに口を開く働きをします。ここの筋肉が硬くなっていると、口の開閉が重くなって、噛むのがおっくうになってしまうのです。
 首のコリを解消すると、それが楽になります。早呑込みしてしまう人の、ダイエットにもいいかも。
 
 笑うと免疫力が上がるというのは、最近有名になりました。笑うふりだけでも、効果があるそうです。
 アドラー心理学によれば、
「人間は楽しいから笑うのではなく、笑うから楽しくなるのだ」
 ということですから、どちらが先でもいいのかもしれません。

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