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2015年2月 2日 (月)

仙腸関節の手技療法

Photo_12  昨日(2015年2月1日)の「駆け込みドクター」は、「ナゾの痛み解明スペシャル」でした。原因の分からない痛みの原因はなにか、という話です。
 内科的な話は専門外なので、番組最後に出てきた仙腸関節の話を。 
 
■仙腸関節は、体幹の動きを作る
 
Photo_9  骨盤は、左右の「腸骨」(いわゆる腰骨)と、脊椎の下端である「仙骨」の3つの骨で出来ています。その仙骨と腸骨の間にある関節が、仙腸関節。
 
 仙腸関節の動きは、大げさに言えば羽ばたき運動です。骨盤を蝶に見立てれば、仙骨が胴体、左右の腸骨が羽根。
 両方が同時に動けば、衝撃吸収。片方が上がって、もう片方が下がれば、身体を横に曲げるときの補助になります。 
 この仙腸関節、筋力の不足や緊張、無理な動きなどで、引っかかって動きが止まってしまうことがあります。そうなると身体、とくに腰椎に負担がかかって、腰痛を始めとした痛みの原因になります。
 
■仙腸関節の治療は
 
 仙腸関節の不調の多くは、仙骨が腸骨の間で落ち込み、靭帯が張り詰めることによって起こります。
 そこで、手技で腸骨と仙骨の位置関係を調整して動きを回復させる治療を行います。
 
 ただ、この調整はかなり微妙なものです。仙腸関節は身体の深い部分にある上、正常でも動く範囲がわずか数ミリしかありません。その動きを手で感知しながら、適切な強さ・方向の操作を行わなければ、かえって悪化させることも。
 
 ここだけの話、仙腸関節の調整を学び始めた頃は、練習仲間と治療の練習をして、みんな腰痛を起こしたりしました(笑)。
 さすがに十数年の経験を積んだ今では、失敗することはありません。
 
 痛みが出て間もない頃に治療すると、仙腸関節の動きを回復するだけですぐに治ってしまうことも多いです。
 症状が出てから長い人の場合は、身体が不調に順応してしまっているので、筋肉の調整も含め、症状が落ち着くまでに何回か治療が必要になります。

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