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2015年2月 5日 (木)

東洋医学を選ぶか、現代医学を選ぶかは、治療家にとって大問題

 外国人が日本人の習慣の中で驚くことの一つが、「体を冷やすと風邪とひく」と言われていることだそうです。現代医学で考えれば、風邪とはウイルスが身体に入った状況。寒さとは関係がありません。
 
■生活に入っている、東洋医学の思想
 
 実は、体が冷えると風邪をひくというのは、東洋医学の思想です。
 東洋医学では、身体にいろんな「邪」が入ることによって病気になると考えられています。熱邪、燥邪などの邪がありますが、とくに恐れられているのは、寒邪と風邪。冷えることによって大きな病気になると考えられています。
 
 インフルエンザなどの、広い意味での風邪が、冬に流行することから、寒邪や風邪が入る、という思想が生まれたのでしょう。
 今でも中国人は、冷えることを極端に嫌い、冷たい水を飲んだり、生のものを食べなかったりします。
 
■東洋医学をどう考えるか
Chiryou_hari
 鍼灸マッサージ師にとって、東洋医学をどう考えるかというのは、結構大きな問題です。
 国家資格としての鍼灸マッサージ師は、現代医学と東洋医学の両方の治療理論を学ぶことになっているのですが、この2つの医学には一致しない部分が多いので、たいていはどちらかを選ぶことに。
 
 東洋医学の基本理論は2000年前に成立しました。その後は、理論を時代に合わせて解釈しながら、現代まで続いています。
 大元の理論は同じなのですが、時代時代の解釈が矛盾していたり、人により重視するポイントが違ったりするので、取捨選択が大変。学ぶのが簡単ではありません。数十年単位の修業が必要とさえ言われています。
 それでも東洋医学には奥深い魅力があり、情熱を持つ人は、覚悟をもってその道を選びます。
 
 現代医学による治療は、目で見て、手で触ってわかる構造にもとづいているので理解しやすいのは確か。効果が出せるようになるまでの時間も、比較的短くてすみます。 
 どちらが優れているという問題ではありません。学ぶ人間自身が情熱を燃やせるのはどちらか、という個性の問題になります。
 
 
■「気」はあると思います
 
 ちなみに、仙腸関節や足関節の調整を得意としていることからわかるように、私は現代医学側です。その一方で、東洋医学で言う「気」は、あると思っています。
 
 東洋医学では、ツボに鍼を打つことで「邪気」を抜き、治療をするのだと言います。実際、患者さんの身体に針を打った時、鍼を持つ手にビリビリした痛みが起こることがあります。もしかしたら、これが邪気なのかもしれません。
 
 これを研究していけば、東洋医学の世界に入ることができるのか?
 と考えないこともないのですが、関節・筋肉の治療が私の専門。気の治療は、専門家に任せます。

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